輪島の花火大会にいってわかった移住の良さと田舎での子育ての魅力。
新米イクメンブロガーのマスミです。
生後7か月の息子を連れて、輪島にある花火大会に連れていきました。
何か刺激になってくれたらいいなと思ったんですが、まさかあんな顔をするとは…
息子は今、家の中を走り回ってます。
なんとなくつかまり立ちするようにもなり、手が届く範囲がどんどん広がっていき、ぼくの大事なゲーム機たちもよく襲われております(笑)
この時期までくると、刺激をいろんなところから、受けているのが見ていてわかります。
ぼくらの会話や、人と会うこと、同い年の子どもを見る瞬間…
どんな瞬間にも刺激をいっぱい受けていて、舌を出す仕草をマネするようになったり、行動の変化も増えてきます。
花火大会も、とても真剣に空を見ていました。
音にびっくりしたのは最初だけで、それからは静かに目を見開いて花火をずっと見上げてました。
その姿を見て気付いた、移住の良さと田舎での子育ての良さをまとめます。
都会には情緒がない。
東京で14年暮らしてたわけですが、その間に明治神宮や隅田川、板橋の花火大会など、毎年のように見に行ってました。
当時から思っていたことのひとつに情緒のなさがあります。
・何時間も垂れ流しの花火に感動できなかった。
・ビルが多すぎて花火の輪郭がわからなかった。
この2つは、逆の意味で印象に残っています。
田舎での花火は、球数も少ないので時間が限られています。
今回の輪島の花火でいえば16,000発で20分間でした。
花火には強弱があります。ずっと垂れ流されてるように見えて、一瞬「アレ?終わった?」と思わせるような間を作ったり、後半に向けてど派手になっていきます。
感動もずっと続くと当たり前になり、感動は減っていきます。
20分間という時間は、終わってからの余韻を感じるうえでも絶妙だとぼくは思います。
さらに、地方には高い建物はありません。街の明かりも少ないです。星だってしっかり見えます。
そこに打ちあがる花火は、キレイな輪郭を描いてくれます。
これぞ花火。そう思えるような瞬間を楽しめました。
さらにいうと、開始5分前に到着したにも関わらず、打ち上げのほぼ真下に車を止めることが出来ました。
確かに通常よりも人はいますが、都会ほどではなく、ストレスなく見れます。
こんな花火大会は初めてだったので本当に感動しました。
息子にちゃんとした花火を、こんな近くで見せれてよかったです。
時間や人の余裕が最大の魅力だ。
田舎での子育ての魅力は、静かさと広さと余裕です。
たとえば、ぼくが住んでる町営住宅は、都会での家賃の半額ほどですが、3DKで風呂トイレ別に駐車場付きです。
部屋も一つ一つがなかなか広いので、ずり這いする子どもにも広いかと思いきや…全然そんなことはなく。ほっとくだけでどこまでも自由にいきます。
ぼくらが都会にいたとき、1Rの住宅にいました。
もしそこで動き回っていたら、子どもにとってどれだけ狭かったのか。それを考えるのが怖くて仕方ありません。
また都内と違って子どもが減る一方なので、街を歩くだけで色んな人が声をかけてくれます。
ここには待機児童問題なんてないんですよね。
そもそも保育士の給与問題も、地区が全体的に給与が安いので都会ほど過激にはなりません(笑)
ようは余裕が溢れているんです。
時間もある。自然もある。スペースもある。人に余裕がある。
たったそれだけのことが大きい。都会のニュースを見るたびに余裕のなさを感じます。
よく妻と「もう満員電車とか乗れないよね」なんていってます。
余裕がある素晴らしさ。
ぼくは東京にいるときに、知り合いや近所の人におすそ分けしたことなんてほとんどありません。
でもこっちにいると自然とそうやっておすそ分けし合うようになります。
人のやさしさと言ってしまえばカンタンですが、ぼくは単純に町や人に余裕があるんだと思います。
その余裕こそが田舎での子育ての最大の魅力です。
息子はこれからどんな子供に育っていくんでしょうね。
ますみ。